先日のアンケートで大反響を呼んだ「こないだ行った『ちゃんこダイニング若』」(笑)、以前にお呼ばれで渋谷店へ行ったときには画像を撮るのを忘れたのですが、これまた先日に新宿へ行く機会があったので写真を撮ってきました(^^)v。それではレポートを。
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新宿、歌舞伎町。靖国通り沿いにその店はあった。
東へ行けば両国国技館。西へ行けば貴乃花部屋。これはなにかの偶然だろうか・・・。
地下へと続く階段を降りると、黒い板の壁が見えてきた。しかも紫に塗られた壁に、蛍光緑の小窓。歌舞伎町という土地柄もあって怪しいエロい店かのようにも見える。一瞬ためらったのだが、ここは予約してあることもあり、思い切って引き戸を開けてみた。
引き戸の奥は明るい店内に、ある種のクラブを思わせるようなクロークとエントランス。都会派のボーイがこちらに声をかけてきた。
『お待ちしておりました。
後藤さま。』
実は自分は「後藤」ではないのだが、どうやら律儀にも待っていてくれたらしいので言われるがままに店内へ。一番奥のカウンターへと通される。
おお!
そこにはテレビでみたことのある、土俵入りに使う化粧回しが誇らしげに飾ってあった。これはこの店のオーナーが汗と涙で掴み取った栄光の証である。近くで見ると実に神々しく、力強い。これだけでもここへきた甲斐がある。
そして、更に愉快な仲間が我々を迎えてくれた。
左から、「かわはぎ」くん、「さめ」くん、空気の補給に行く「さめ」くん。その愛くるしい動きで少し緊張気味の我々の心を和ませてくれた。この店の狙いだろうか?
そのおかげか我々はかなりのどが渇いていたのを思い出し、とりあえずビールを頼む。つまみも選んでみた。
左が「えび明太マヨネーズ和え」、右が「自家製さつま揚げ」。うーん、まことに美味。つまみも一切手を抜いていない。えびはプリプリ、さつま揚げもうまみたっぷり。これから出てくるであろうちゃんこ鍋に相当期待を抱かせてくれる。
すでにビールを飲み干し、柚子サワーへと移行しながら、我々は昔話に花を咲かせる。昔馴染みの友人と久々に会うと、忘れていたことも一気に思い出すもので、この数年一切考えもしなかったことが自然と口をついて出てくるもの。自分自身でも不思議な感覚で会話をする中、とうとうそれはやってきた。
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
これを鍋にいれると、
こうなって、更に煮えてくると、
こうなった(^○^)。
この間、鍋の面倒を見るのは都会派のボーイ。お客さんに鍋は触らせない徹底ぶり。これもこの店のこだわりでしょう。最高にうまい状態でお客さんに食べてほしい。すばらしい。
我々が注文したのは塩鍋。ここまで澄んだ味の塩ダレにはそうそう出会えまい。絶妙な塩加減に野菜や上質の豚肉・鶏肉のうまみが加わり、至高の味わいとなる。においが伝わってくると自然とお腹が鳴ってしまう。目の前でおあずけ状態な訳だから。そして突然に長い辛抱の夜は終わりを告げる。
都会派ボーイが小皿にとってくれる。小皿の中に、小さな塩鍋が作られる。さすがだ。都会派のやることは違う。
いよいよ、鍋を口に運ぶときがきた。
ホロホロホロ・・・
生意気だった。生意気な自分に気付かされた。感動的だった。兄弟の確執もこの瞬間は忘れていた。
素材一つ一つが新鮮で、煮ているのにもかかわらず、もやしにはかすかなシャキシャキ感がのこり、他の食材にからみつく。
しかし、どんなにおいしいものでも食べているうちに、ちょっと味に変化がほしくなるもの。そこで、野菜に柚子こしょうをほんのちょっと乗せて食べてみた。
~
(┌┌┌ ´Д`)┘ ウモァ-!!!
繊細な鍋を更にさわやかにしてくれる。新たな味わいに更に食が進む。
パクパクと2人で一気にたいらげると、もうおなかいっぱい。満腹感が得られてさらにヘルシー。両方を実現する塩ちゃんこ。恐るべし。
さらにこの後にラーメンや雑炊にもできるが泣く泣く断念。でも十分満足。この鍋はなかなか食えない。新宿ではなかなか食えない。それだけで十分満足して、我々はおあいそにしたのだった。
『12,760円です(´ー`)』
へ。。。
塩鍋2人前とつまみ2種とビール2杯に柚子サワーにウーロン茶2杯。
いや、それは言うまい。だってこんなに美味しかったんだから。これにはそれくらいの価値がある。もちろん納得して代金を支払い、我々は夜の新宿の街へと戻って行ったのである。
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長っ!
ちと誉めすぎですが、ほんとに美味しかったですよ。ちと値が張りますが。まぁ、たまにはこれぐらいはいいかもね。maoさん、今度ご一緒にいかがですかw?
うし、ひとつ終った。
◆こないだ通りかかったレッズランド
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◆郵政民営化
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◆いまごろ『気配りのすすめ』を読んでみた
塩鍋、とっても美味しそうですが、高かっ!!!
2人前で1万オーバーですか、そうですか(゚д゚lll)
ただ、「若乃花経営」というだけで今までちょっと色物っぽいなぁという印象を持っていたのですが、レポを拝見すると味は確かのご様子。私も触発されて近々六本木店の方に行ってみようと思います。雑炊食べれるかなぁ…。
…鍋にしては高っ!!!!
うむむ…でもすっごい美味しそうです…。
それだけ払う価値があるとのお墨付きならば是非行ってみたいです。
その辺のレストランのディナーコースも、築地でおまかせ食べても5千円前後はしますし…と考えると、こだわりのお店でそれだけ美味しいのならこれくらいは「アリ」でね。(でもお店の人、小皿に盛りすぎ(笑)。)
元マリノスの鈴○正治氏の店(閉店)に行ったときも、スルメやサラダをちょこちょこつまんで日本酒とデザートで5人で4万円くらいしましたし(……。)、元アスリートの店としてはお兄ちゃんに軍配です。
>実は自分は「後藤」ではないのだが
ここで「ぶはっ!」っと吹き出しました(笑)。
訂正しないGrafさんの優しさに打たれました…。
リクエスト聞いていただいてありがとうございまーすv
自分は自宅が両国に近いので、1年に何回かちゃんこは食べます。
チェーン店のちゃんこ屋で3,000円程度。
普通のお店で7,000円程度。
老舗や有名力士のお店と言われているお店は1人1万円は超えます。
でもやはりそれだけの値段は払ってもナットクのいくお味です。
「ちゃんこダイニング若」には行ったことないので、今年の冬はそこにしようかなあ。
非常に真面目な鍋ですよ。
興味本位で行きましたが、また行きたいなと思わせてくれる味です。貴乃花もちゃんこ屋やったらいいのに。
>maoさま
リアルに「デートのお誘い」ですよw。
庶民としては、鍋は大人数でも食費を浮かすのにもってこいな気がするのですが、やっぱりこれだけいい食材をそろえると仕方ないのでしょうかね。
まぁ、鍋が高いというよりも飲み物が高いだけのような気もするし。ほんとにおいしいので、ぜひ。
心配なのは、自分達のあとに本物の「後藤」さんが来たんじゃないかっていう懸念なんですがw。
>tetsuさま
そうですか、ちゃんこは高めなんですか・・・。
福岡でモツ鍋を食った時には、1人3,500円程度でおさまったもので。maoさんのところにも書きましたが、飲み物がちと高めに設定されている気がします。
まぁ、多少高くても、納得いく味なら問題ないっすよね。
きゃーめちゃ嬉しいですv (つд`)゜。
グルメツアーにはホント目の無い食いしん坊です…。
こんな美味しそうなもの見せられたらシッポ振って着いていっちゃいますよ!(安っ!(笑)
じゃあ、まじで行きましょうよ。尻尾振ってついてきてくださいな。で、横の細いところに載せていただければw。
いい時間帯(食事時)には予約せにゃならんので、すぐにって訳にはいきませんが、それはまたおいおい。
maoさんだけならごちそうするし、他に誰か来れば割勘だし(笑)。だって3人になると21,000円でしょ・・・。
もっともっと頑張って仕事せにゃならんな(つд⊂)エーン
よろしかったらメールくださいませ〜。
jugem使い始めて1年半、初めて知りましたw。